note

吾輩自信の人生は沢山の穴を開けてそのまま放置してきた。埋めようと努力はしてきたが、埋まらない穴だらけだ。その穴は今となってはブラックホールのように記憶から抹殺されている。無理に思い出そうとしても辛さが先にたち脳が拒否するようだ。逃げてはダメだがなるべく避けるように生きてきた。
小さい穴は、嘘で埋めたものもある。でも、その穴の上に建っている人生は容易に想像できるだろう、安易なものだ。
嘘を色で例えるなら暗黒色だろうと思う。その上に何色を塗っても隠せない。唯一純白だけが何層にも塗る事によって隠せるかもしれないが、それだけ上辺は部厚くなり図々しく見えるだろう。今からでも遅くは無いから、埋めずに来た穴を振り返って埋めてみようかと思うのです。
・・・でも、できる訳なかろうとも思うのでした。