もしも病床に伏し苦しむような事があれば、吾輩は多分わがままを言うだろう。吾輩自信がわがままを言っていると判断できる状況に見えれば、許しておくれ。きっと吾輩は後で悔やんでいるだろうから。でも、訳のわからない無理難題を言い出したら放って置いたらいい、その時は別の人間になっているのだろう。
自分の意思がはっきりしている間は出来る限り自分で治療方針を決めたいと思う。だから、どんな病名でも告知しておくれ。余命を限られてもそれは告知しておくれ。
自分の意思が無くなった時には、もう家族ではないと諦めておくれ。延命治療は望まない。家族のお荷物になってまで余命を全うする気は毛頭ない。断ち切ってもらった方が幸せである。それが本人の望んでいる事だと楽にさせておくれ。迷う事も悔やむ事も許さない。どのような結果でも吾輩は悦んでいなくなれる。

<続く>